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おまとめローンの神はどこ?中小消費者金融28社を調べて分かった8社と条件

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おまとめローンは、複数の借入を1社からの借入に借り換えて、返済先をひとつにするローンです。

ネットでは「おまとめローンの神」「審査が甘いおまとめローン」という言葉も見かけますが、審査の基準は各社が決めていて公開されておらず、特定の業者が審査に通りやすいという根拠はありません。

このページでは、当サイトが登録を確認している中小消費者金融28社の公式サイトを1社ずつ調べ、おまとめローン(借換え)を扱っているのはどこかを数えました(2026年10月10日確認)。

結果は8社です。

残りの18社は扱っておらず、2社は公式サイトが閲覧できず確認できませんでした。

ただし8社のうち1社(ライフティ)は、2026年8月28日に新規のキャッシング受付を停止していると公表しています(2026年10月20日確認)。

おまとめローンを扱っている8社(公式サイトで確認)

業者(登録番号)商品名融資額実質年率返済期間・回数
いつも
高知県知事(5)第01519号
おまとめローン1万円~500万円4.8%~18.0%公式サイトに記載なし(返済例は最長5年で計算)
フクホー
大阪府知事(7)第12736号
貸金業法に基づく借換えローン5万円~200万円7.30%~20.00%(金額により変動)最長10年以内・2~120回
アロー
愛知県知事(6)第04195号
貸金業法に基づく借換ローン200万円まで14.95%~19.94%最短2か月・最長15年以内・2~180回
AZ
京都府知事(6)第03407号
貸金業法に基づくおまとめローン30万円~200万円7.0%~18.0%(100万円以上は7.0%~15.0%以下)契約成立から最長7年3か月・87回
エクセル
福岡県知事(6)第08636号
おまとめローン1万円以上300万円未満9.0%~20.0%(金額により変動)1日~5年~最長7年・1~60~最長84回
キャネット(鹿児島市)
九州財務局長(8)第00127号
おまとめローン1万円以上300万円未満9.0%~20.0%(金額により変動)1日~5年~最長7年・1~60~最長84回
エース
神奈川県知事(5)第05040号
スイッチローン100万円まで7.0%~20.0%2か月~5年・2~60回
出典:各社の公式サイト(商品案内・貸付条件)2026年10月10日確認。登録番号は金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで同日に照合。いずれも行政処分の記載なし。

8社目:ライフティ(新規の受付停止を公表)

ライフティ株式会社(東京都知事(8)第28992号)も、サイトに「おまとめローン規約」を掲載しています。

規約の第2条には、貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号の2(総量規制の例外である借換え)に基づく契約であると明記されています。

ただし同社は2026年8月28日に「当社は現在新規のキャッシング受付を停止しており勧誘を行っておりません」と公表しています。

一方で同社のサービスサイトには、申込フォームと貸付条件表(証書貸付は実質年率8.0%~18.0%、最終借入後最長10年・1~120回)が掲載されたままです。

どちらが現在の取り扱いなのかは外から確かめられないため、上の表とは分けました(2026年10月20日確認)。

金利の上限を見ると、18.0%に抑えているのはいつもとAZの2社だけです。

ほかの5社は19.94%〜20.00%で、これは利息制限法の上限(元本10万円未満の場合)と同じ水準です。

少額をまとめる場合、金利は下がりません。

融資額の下限にも差があります。

AZは30万円から、エースは100万円までで、少額のまとめには使えない、あるいは大きな金額をまとめられないという違いがあります。

扱っていない18社と、確認できなかった2社

公式サイトにおまとめ・借換えの商品が見あたらなかったのは、次の18社です。

フリーローン1本だけ、あるいは不動産担保ローンとの2本立てという会社が多数でした。

セントラル/フタバ/スペース/リンクス/アクア/アイアム/アルコシステム/ハローハッピー/もみじファイナンス/ライオンズリース/ユニズム/プラン/ユニーファイナンス/ティーアンドエス/サクッと!ちょいカリ/フリーローンよしき/アムザ/キャネット(札幌市)

このうちリンクスとアクアは専用商品を公表していませんが、申込フォームの「ご利用目的(取引目的)」の選択肢に「他社のおまとめローン」があります(2026年10月20日確認)。その目的での申し込みは受け付けているものの、総量規制の例外として扱われる商品かどうかは公表されていないため、上の表には入れていません。

このうちアムザは不動産担保融資の案内に「金融機関からの借り換え」と書いていますが、これは担保をつけた借換えで、無担保のおまとめローンとは別の商品です。

プランは「他社からの借入があっても申し込める」と案内していますが、おまとめ専用の商品は出していません。

キャネット(京都市)とファーストの2社は、公式サイトがアクセスを拒否する設定になっていて中身を確認できませんでした(2026年10月10日時点)。

扱っていないという意味ではありません。

エクセルとキャネット(鹿児島市)は条件がまったく同じ

表を見ると気づきますが、エクセルとキャネット(鹿児島市)のおまとめローンは、融資額・金利・返済期間・返済回数・対象年齢まで完全に一致します。

公式サイトの説明文も、ほぼ同じ文章です。

この2社は、2026年4月24日に不正アクセスによる個人情報漏えいを同じ日に公表し、2026年7月14日の調査結果の報告書もほぼ同じ文面です。

公表文に記載された代表取締役の名前も重なります(エクセル=宇野正剛、キャネット=宇野正剛・安河内智草)。

登録上は別の会社ですが、条件を比べて選ぶときに「2つの選択肢」として数えないほうがよい、ということです。

実質的に選べるのは6通りだと考えてください。

年収の3分の1を超えていても借りられる条件

消費者金融などの貸金業者からの借入は、総量規制により原則として年収の3分の1までです(金融庁)。

ただし、おまとめローンが「顧客に一方的に有利となる借換え」にあたる場合は総量規制の例外になり、年収の3分の1を超えて借りられる場合があります(日本貸金業協会)。

この「一方的に有利」の中身は決まっています。

エクセルとキャネットの公式サイトは、満たすべき条件をそのまま書き出しています。

  • 貸金業者またはみなし貸金業者(廃業して現在登録のない業者)からの借入の借換えに限ること
  • まとめる他社の1か月の支払総額を、新しい契約の1か月の負担額が上回らないこと
  • 他社を含めた従前の貸付利率(加重平均した利率)を上回らないこと
  • 貸付金の残高が段階的に減少する見込みであること
  • 保証人および担保を徴収しないこと

アローはこの商品について「貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号または第1号の2に基づく商品です」と条文まで書いています。

エクセルは「加重平均利率が15.0%程度の場合は14.6%」と、利率を下回らせる具体的な数字を示しています。

なお、例外として借りた分も借入残高には数えられます。

そのため、まとめたあとに残高が年収の3分の1を超えている間は、原則として新たな借入はできません。

銀行のカードローンはまとめられない(1社だけ例外の書き方)

7社のうち6社は、まとめられる対象を貸金業者からの借入に限ると明記しています。

銀行のカードローン、クレジットカードのショッピング枠、オートローン、物品購入ローン、教育ローンは対象外です。

ただし、いつもだけは、おまとめローンの案内ページに「貸金業者、銀行ローンも対象!」と書いています。

一方で同じサイトの商品案内の表では、使いみちを「貸金業法に基づく貸金業者債務の借換え」としています。

同じサイトの中で書き方が分かれているので、銀行からの借入を含めたい場合は、申し込む前に直接確認してください。

まとめたあとに起きること

おまとめローンは、完済を目的とした貸付です。

通常のカードローンとは扱いが違う点がいくつかあります。

  • 追加で借りられなくなる:エクセルとキャネットは「追加融資・増額融資をおこなっていません」と明記しています。残高を段階的に減らすことが例外の要件なので、仕組みとしてそうなっています
  • 他社への返済を確認される:融資されたお金で他社を完済するのは自分です。エクセルとキャネットは、一両日中に返済しない場合は融資額の全部に損害金を付けて一括返済を求めると書いています
  • 年齢の上限が別に決められていることがある:エクセルはフリーキャッシングが20歳以上70歳未満なのに対し、おまとめローンは60歳未満です。いつもは4商品とも65歳以下で共通です
  • 申込方法が限られることがある:エクセルとキャネットは、家計の状況を聞き取ったうえで返済計画を作るため、メールでの申し込みを受け付けていません(電話か来店のみ)

まとめる前に総返済額を確認する

月々の返済額が下がっても、返済期間が延びると利息の合計は増えることがあります。

いつもの公式サイトに載っている試算は次のとおりです。

まとめる前(4社)まとめたあと
50万円を年18.0%で返済中(毎月20,000円)
5万円を年20.0%で返済中(毎月4,000円)
20万円を年18.0%で返済中(毎月8,000円)
30万円を年18.0%で返済中(毎月12,000円)
4社合計の毎月返済額 44,000円
総額105万円を年15.0%
毎月返済額 26,000円〜34,000円
(借入日から最長5年で計算)
差額 −10,000円〜−18,000円
出典:いつも「おまとめローン」(2026年10月10日確認)。金利は審査により決まります。

この例では毎月の負担が1万円以上軽くなりますが、これは金利が18〜20%から15%に下がり、返済期間を5年に延ばした場合の計算です。

すでに18%で借りている人が18%でまとめても、総返済額はほとんど変わりません。

申し込む前に、今の借入それぞれの残高・金利・残りの返済回数を書き出してください。

これをしないと、まとめて得になるかどうか判断できません。

平成22年6月17日以前に契約した借入は、利息制限法を超える金利で払いすぎている場合があります。

7社とも公式サイトで、弁護士などへの相談を案内しています。

おまとめローンでも返済が難しいとき

おまとめローンの審査に通らない場合や、まとめても毎月の返済が続けられない場合は、借り換えより債務整理で返済額そのものを減らす方法を検討してください。

収入が一定以下なら法テラスで弁護士・司法書士に無料で相談できます(0570-078374)。

手続き中に新たに借りるリスクは債務整理中に神金融で借りられる?にまとめています。

よくある質問

おまとめローンは審査が甘いのですか?

いいえ。

おまとめローンも通常の貸付と同じく、各社が返済能力を審査します。

「おまとめローンの神」「審査激甘」といった表現に根拠はありません。

むしろ、まとめたあとに残高が段階的に減る見込みがあるかまで確認されるため、見るべき点は増えます。

中小消費者金融ならどこでもおまとめできますか?

いいえ。

当サイトが調べた28社のうち、おまとめ・借換えの商品を公式サイトに出しているのは8社です。

18社は扱っておらず、2社は確認できませんでした(8社目のライフティの追加は2026年10月20日時点)。

銀行のカードローンもまとめられますか?

8社のうち7社は、対象を貸金業者からの借入に限ると明記しています。

いつもだけが「銀行ローンも対象」と書いていますが、同じサイトの商品案内では「貸金業者債務の借換え」としているため、申し込む前の確認が必要です。

おまとめしたあと、追加で借りられますか?

原則としてできません。

エクセルとキャネットは「追加融資・増額融資をおこなっていません」と明記しています。

残高が段階的に減ることが総量規制の例外の要件だからです。

ブラックでもおまとめローンは使えますか?

「ブラックリスト」という名簿は存在しません。

信用情報機関に延滞や債務整理の記録が残っている状態を指す俗称です。

貸金業者は契約前に指定信用情報機関へ照会する義務があるため(貸金業法第13条)、記録は必ず見られます。

通るかどうかは各社の基準次第で、外からは分かりません。